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組織団体の活動楽しく、充実した交流研修会 ~青壮年部交流研修会~

11月16日(土曜日)と17日(日曜日)に青壮年部主催の交流研修会を開催し、肢体障がい、視覚障がい、聴覚障がいなどさまざまな障がい種別の人たちが集まり、楽しく、充実した時間を過ごしました。

 

1日目は福祉講演会と交流会。

福祉講演会では世界的な義肢装具制作会社である「中村ブレイス株式会社」社長の中村宣郎氏から「中村ブレイスのものづくり~石見銀山から世界へ~」と題して講演をいただきました。中村ブレイスのものづくりや石見銀山での町の再生への取り組みについて興味深いお話しをいただき、参加者全員が聞き入りました。

交流会では、美味しくボリュームたっぷりのお料理とお酒を囲んで新しい出会いの輪が広がっていました。ほとんど聞こえないため、これまでこうした集まりで全く会話をせずに過ごしていたという方は、他の参加者から「音声文字変換アプリ」を教えてもらい、さっそく使って会話を楽しんでおられました。

 

2日目は石見銀山で大森の町並みの散策を楽しんだあと、観光地石見銀山のバリアフリーについて、意見交換を行いました。

車いすで利用できない施設が多いことなど、町を歩き、お店に立ち寄ってみて気づく当事者目線の意見に対して、大田市の石見銀山課の生田氏が丁寧に対応してくださいました。伝統的建造物保存地区としての制約があることや、個人が所有する建物は所有者の意向もあることなどを踏まえながら、今回の意見を今後に活かしていく、とのことでした。 
しかし見つけたのは課題だけではありません。土産店では、聞こえにくい人に対して、わかりやすい言葉で丁寧に対応していただきとてもうれしかったという思いも伝えました。

 

つながり、学び、社会にむけた課題提起、とてもよい交流会になりました。